頭部前方位

※上記写真は肩関節内旋・肩甲骨外転・胸椎過屈曲・頭部前方位を併発している。このページでは「頭部前方位」について記述する。

特徴・悪影響

  • 頭が身体の重心より前に突き出た姿勢
  • 横から見ると、耳の位置が肩より前に出ている
    (巻き肩の場合、その限りではない)
  • 頸椎・筋肉への負担
    ・頸椎の生理的前弯が失われ「ストレートネック」に
    ・頭の重さ(約4〜6kg)が前方にシフトすることで、首の後ろの筋群が常に緊張 → 首こり・肩こり
    ・頸椎椎間板や椎間関節に慢性的な圧迫 → 頸椎症、頸椎ヘルニアのリスク増
  • 神経・血流への影響
    ・頸部周囲の筋緊張により、自律神経の乱れ や 血流障害 が起こる
    ・めまい・頭痛・眼精疲労・耳鳴りの原因になることも
  • 見た目に「老けた・疲れた」印象を与える
  • 首〜肩〜胸郭の可動域が制限され、
    トレーニング・スポーツ・日常動作に支障
  • 肩甲骨外転/肩関節内旋/胸椎過屈曲に発展・助長
    ※ 鶏が先か卵か先か、、上記異常関節位から連鎖的に頭部前方位を発症することも
全て併発した際の主な症状
(必ず発症するとは限らない)

呼吸機能障害(胸郭が広がりにくく、呼吸が浅くなる)
⇨ 酸素吸収効率 & CO2排出効率低下
 ⇨易疲労/集中力低下/代謝低下

見た目の悪化
・猫背/巻き肩/ストレートネック
・老けた/だらしない/バストダウン/疲れた印象

関節・筋肉への負担
・肩こり/首こり/背中の張り/頭痛
・肩関節インピンジメント・腱板損傷リスク増大

運動・日常動作への支障
・上肢挙上やスポーツ動作で可動域が制限
・トレーニングフォームの崩壊・困難

原因

  • デスクワーク・スマホ操作・料理など、日常的な前屈み姿勢
  • 肩甲骨外転/肩関節内旋/胸椎過屈曲などからの派生
  • 筋肉のアンバランス
短縮・過緊張(緩める!)

・頸部起立筋群
・頸部伸筋群
・僧帽筋上部

弱化・非優位(鍛える!)

・頸部屈筋群

・菱形筋
・僧帽筋下部
を鍛えることで、間接的に頭部前方位が緩和しやすくなる

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