
特徴・症状
- 首から肩・肩甲骨周囲にかけての
重だるさ・張り感・痛み を主症状とする状態 - 日本では特に多く、慢性疾患の訴えとして腰痛と並び上位
- 全身症状に発展することも
・頭痛(筋緊張性頭痛)/めまい/眼精疲労
・自律神経症状(不眠・倦怠感・集中力低下) - 日常動作・運動パフォーマンス低下
・肩甲骨の可動性低下
⇨ 上肢可動性低下/肩関節障害などへ発展
・頸部回旋・側屈の可動制限

原因

【肩こりのメカニズム】
筋緊張が続く → 血流が滞る → 酸素不足・代謝産物の蓄積 → 痛み物質発生(悪循環)
【対象筋】
僧帽筋上部/肩甲挙筋/菱形筋
【筋緊張を引き起こす原因(根本原因)】
- 姿勢不良・長時間の同一姿勢
・頭部前方位(ストレートネック)
・胸椎過屈曲(猫背)
・肩関節内旋・肩甲骨外転(巻き肩)
・肩甲骨挙上(いかり肩) - 過負荷動作
・重い荷物を一定時間持つ
・筋トレで対象筋を使用 - 精神的要因
ストレスや緊張 → 交感神経優位 → 肩をすくめるクセが固定化
対応・改善方法
【 対処療法(即効性/痛い部位にアプローチ)】
対象筋をほぐし、血流を改善させる
・対象部位を温める
・対象部位をマッサージ
・対象部位をストレッチ
【 根本治療(長期的/原因そのものを解決)】
そもそも対象筋に負荷や緊張がかからないようにする
・姿勢改善
・異常関節位改善
・日常の癖を治す